昨年度12月に開催したとりあえずほけんしつの第2弾!
第2弾の会場は、草津にあるアーバンデザインセンターびわこ・くさつ(UDCBK)にお邪魔しました。
今回は、
養護教諭として活躍されているMayuさん、養護教諭のみなさん、
そして滋賀県地域養護推進協議会 事務局長 中島円実さん、
クリエイツかもがわの岡田温実さん(https://www.creates-k.co.jp/)、
養護教諭でイラストレーターつじはるも参戦で、
とりあえずほけんしつのスタッフ勢ぞろいでスタートしました。
この会場は、地域の方々や学生さんたちも気軽に利用できる交流の場にのっており、子どもも遊べるスペースがあります。
リアルな高校の現状
Mayuさんには、様々な学校で養護教諭として勤務をされてきた経験と、現在の高校生のリアルをお話しいただきました。
そして、自由に意見交換しました。
大まかな内容ですが、紹介します。
・現在の保健室に来る生徒の人数と相談内容
・SNSトラブルの内容や高校生が使っているアプリ
・家庭の問題
・コロナの影響
・ヤングケアラーについて
・性にまつわる問題
・保健室来訪者への対応
・外部機関との連携はどのようにしているか
・不登校対応
・保護者のニーズの学校対応の困惑
保健室に来室する生徒の増加やその傾向から、養護教諭が自らの足で他の教員、外部機関との繋がりをもちながら、「ほけんしつだからできること」のそれぞれの工夫、これからの課題を話し合いました。
中島さんからは、ソーシャルワーカーとして学校の現状や、守山の若者の居場所 Mother Board(マザーボード)も紹介して頂きました。https://www.mother-b.com/
この「とりあえずほけんしつ」の場で、中島さんと養護教諭が再会して「あの生徒は現在こうなんですよ・・」と情報交換できる場ができ、学校だけではない繋がりが再確認できました。
18歳以上(卒業後)の生徒と関わりが消えてしまう。
「卒業式の日まで話す」
Mayuさんの話で非常に印象的だった言葉です。
Mayuさんは卒業式その日まで、生徒に相談先の提供や何かあったら連絡するようにと生徒に声を掛けられています。
「学校にいる時は、何らかの情報が入り、また保健室がある事で生徒が話せ、それに対して意見交換ができる場がある。卒業するとその場がなくなる可能性もあり、心配な生徒が多い。卒業式その日まで声を掛けています。」
これらの現状に関しては、立命館大学でとりあえずほけんしつのスタッフ、斎藤真緒さんからも「18歳の壁」の課題として、他国の現状や継続支援の必要性(繋がる場)を話して頂き、盛況のままクローズ。
参加してくださったMayuさん、中島さん、あっちゃん、養護教諭の皆様、ライフエモーションのひろちゃん ありがとうございました。